小山町観音地森の復元に向けてのアピール

200838

G20国際会議に参加された各国の閣僚、関係者の方々

日本国内から参加された政府、関係機関、各団体の方々、

千葉県下の行政、県民の方々

そして、千葉市緑区の地元の方々

                2008.3.8小山町観音地植樹祭参加者一同

 千葉市板倉大椎土地改良区 

         緑の環・協議会 

  

 

 

地球温暖化が私たち地球の未来に大きな脅威を与えています。

今年は洞爺湖サミットの年、千葉でもG20という世界20ケ国の大臣が集まり地球温暖化を議論します。私たちは、この地域イベントのひとつとして、村田川源流域の植林活動や自然観察会を通して、地球温暖化防止と生物多様性の保全に役立とうと考え、今日植樹祭を行いました。

 

植樹祭を行ったこの土地は、3年前に産廃処分場が計画され、市民の署名活動により市議会で計画中止の請願が採択され、1年半前に土地改良区が国税局の競売にて落札し、多くの方々の支援とご協力により現在に至っています。

土地改良区は緊急避難的に英断し水源涵養林として購入しましたが、農林業を続けていくこともままならない現在、今後の植林や維持管理の負担は大変なものです。表土を失った土地は植林しても育つとは思えませんでした。

 

しかしながら、そんな樹木を育てる栄養を失ったかに見えるこの土地にも、風や鳥や動物が運んだ「木の赤ちゃん」が自生しています。

自然が自らの回復していく力を助けに、この土地にふさわしい樹種を植えて失われた水源涵養林を復元していくことは、身近な地球温暖化防止と生物多様性の保全になると確信しています。

地域の子供たちはこの山の麓でニホンアカガエルの卵塊やヤゴをみました。生活に使っている井戸の水を飲みました。そして山すそに広がる大きな水田をみました。そして山の上で植林をしました。どうか無事に育って欲しいと願っています。

 

皆さん、一人でも多く、身近な地域の自然と森林の大切さに目を向けてください。私たちは、地域の住民や子供たち、広く一般市民、県民の方々、企業の方々に参加して頂き、水源涵養林として植えた木の成長を、多くの方々と共に見守り、この植樹祭を契機に積極的に森の復元をしていきたいと考えます。

 

そして、関東でもホトケドジョウやシマドジョウなど生き物がにぎわう貴重な 村田川源流域に広がる自然環境を、皆様一人一人の少しずつの行動を結集していただいて復元し守っていきましょう。

以上